自然エネルギーや地域環境を建築的に活用した
「パッシブデザイン」を共同研究
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2021/02/22
パッシブデザイン福知山モデル検討案が出そろいました!
「家の中では暖かく快適に過ごしたい。」 そんな考えをお持ちの方は多いのではないでしょうか? アーキホームライフ×滋賀県立大学金子研究室の共同プロジェクトでは、福知山市の暑い夏、そして寒い冬を乗り越える住宅計画プランを検討しています。 今のような寒い時期に、快適に過ごすために重要なことは蓄熱です。蓄熱とは、そのままでは逃げていってしまう室内の熱を一時的にためておく、貯金箱のようなイメージです。私たちのプランでは土間をつくり、そこに蓄熱をおこないます。 冬は室内への日射量を大きくして、土間へ蓄熱をし、室内温度の変化を緩やかに保ちます。また、光の解析を行い、室内へ差し込む光が土間やサンルーム集まる光環境を実現するために検討を重ねています。 さらに、土間の吹抜けは開放的な空間にするだけでなく、換気の点でも効果的です。 しかし、ここまで読んだ皆さんには心配なことがあるのではないでしょうか。 「日射量が多いなら、夏は暑いのではないか」 夏における日射量を小さくするための方法の1つとして、四季を感じられる落葉樹を活用しました。夏は周辺に日影を作り、緑と木陰の快適な空間を作り出します。また、風の解析を行い、室内に心地よい風を取り込む空間構成を検討しています。これらの他にも日射を遮るロールスクリーンなど環境的配慮だけではない日常生活を楽しむプランが盛りだくさんです。 今後は温熱環境についても解析を行い、より福知山の暮らしに寄り添ったプランとデザインを練り上げていきますので、今後も私たちの活動にご注目ください。 (滋賀県立大学 金子研究室 村岸成美) 蓄熱する土間空間 光の解析サンプルカテゴリ
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2021/02/18
2/11 コンセプトの検討を行いました
アーキホームライフ×滋賀県立大学金子研究室の共同プロジェクトでは、地域のもつ特徴をひろいあげ、それらを活かした住宅を設計しています。環境やまち、暮らしの調査から得たものを活かし、パッシブデザインによる設計、住宅を通して還元していきます。 福知山の気候や生活文化を調査する中で、パッシブデザイン住宅の軸となるコンセプトの検討を行いました。福知山市は日本海に近く、一年を通して地表面に直接届く太陽光が少ない、山に囲まれていて霧が発生しやすいなどの気候特徴がみられます。そのような福知山の特徴から、「新たなサンルームの使い方」、「土間空間」をコンセプトとしました。一般的にサンルームは、太陽光をたくさん取り入れることができたり、霧が発生しても気にせず洗濯物が干せたりすることが良い点として挙げられます。そこで私たちは、元々サンルームが持っている利点に加えて、暮らしを豊かにする新たな使い方の提案もあわせて行っていきます。 今回のミーティングでは、コンセプトを軸とした住宅デザインの検討を行い、住宅の図面と3Dモデルを使って、意見交換を行いました。また、福知山のパッシブデザインモデルについて、温熱環境の様子を解析ソフトで視覚的にみていきました。現在、プランはスタディ段階ですが、今後は、シミュレーションを重ねながら、素材や空間構成のさらなる検討を進めていきます。 (滋賀県立大学 金子研究室 宮本弥一) 住宅デザイン検討のための3Dモデル 解析ソフトによる温熱環境の視覚化サンプルカテゴリ
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2021/02/18
共同プロジェクトがスタートしました
アーキホームライフ×滋賀県立大学金子研究室の共同プロジェクトがスタートしました。 アーキホームライフは「土間×鉄骨階段」で人を繋ぐ住みよい家つくりをパッシブの考えを取り入れ建築しています。 金子研究室は、地域のもつ気候特徴、歴史的文化を調査によって広いあげ、住宅内のパッシブデザインとして住宅設計に活かすことを研究しています。 これまでこの共同研究の活動では、福知山の気候特徴や歴史、街並みの様子について文献調査や、現地調査を行い、街並みを流れる風の様子を解析ソフトで可視化し、住宅設計に活かす方法を探ってきました。 毎週研究室でミーティングを行い、住宅と街並みの検討を進めています。 2/4(木)のミーティングでは、調査によって集めた福知山の情報から住宅デザインの検討を行い、意見交換を行いました。ここからさらに検討を進めていき、福知山の地域に根差したパッシブデザインモデルを作っていきます。 これからその共同研究の様子をお伝えしていければと思っております。 (滋賀県立大学 金子研究室 伊藤亘) 街並みを流れる風の様子 住宅は配置を検討する3Dモデルサンプルカテゴリ
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