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和泉店ブログ

2019/08/09

新国立競技場

シンプルハウス・大阪・建築探訪・東京オリンピック・注文住宅・自然素材

こんにちは。和泉店設計の益田です。

早いもので、東京オリンピック開催まであと350日です!国内の開催なんて恐らくもう生涯見れない(?)と

思うとなんとかしたいと考えているのですが、結局テレビ観戦に終わりそうな気がしてます・・・

新国立競技場も再コンペを行う等、色々と問題がありましたが無事、日本の建築家である隈研吾氏に決定し

建築工事も着々と進んでいるようです。

 

最近は語られる機会も少なくなりましたが、実は最初のコンペ時に勝ち抜いたのはイラク系イギリス女性建築家の

ザハ・ハディド氏でした。しかしながら当初の予算を倍増する2500億円以上もの建築費用が発生する諸々の理由にて

再コンペが行われ、最終的には現在建築中の隈氏案にて再考するという異例の事態を強行しました。

確かに国税を倍以上費やして建築計画を進める事は無碍に賛同しかねる事象ではあります。しかしその後氏が亡くなり、

ひょっとしたら日本で氏の大々的な遺作が見れたかもしれないと思えば、今となれば残念な思いも沸いてきます。

 

↑これが最初のコンペ時のザハ・ハディド氏の設計提案です。まるで近未来都市を彷彿させるような予想だに出来ない

プレゼンです。氏の提案する建築は本当に奇抜なものが多く、「アンビルドの女王」という不名誉な異名で呼ばれて

いました。それ程氏の繰り出す建築は構造計画や施工が難解であり、奇しくも今回の計画もその名を証明するかのように

アンビルド計画となってしまいました。この事態から日本では氏の印象は不名誉なままのような印象ですが、本当に氏が設計する建築提案は、氏は未来から来た人間なのではと思う程、建築の未来予想図を語るような作品が多く、非常に興味深く、

全世界が注目している、類い稀な才能の持ち主だったと思われます。

 

私も彼女の建築作品に大変興味があり、イタリアに渡欧した際に氏の手掛けた建築でまだOPENしたばかりの「MAXXI国立21世紀博物館」↑を見てきました。現代アート作品を展示する博物館という事もあり、ローマの古い街並みに溶け込みながらも斬新なデザインで、ガラスに映り込む街並みを借景にした奇抜なファサードは息をのむ程の素晴らしさでした。

館内はそれ以上に近未来宇宙空間さながらに、まるで映画のワンシーンに入ったかのような異次元世界がそこにありました。

改めて日本で氏の創り出す建築を見てみたかったという思いが深まる・・という内容となってしまいましたが、隈さんの手掛ける国立新競技場も本当に完成を楽しみにしている一人でもあります。

人を感動させ、街を創りだす。ワクワクするような建築計画を㈱アーキホームライフで楽しみましょう。

 

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