住まいのコラム

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2017/11/04

トリプルサッシはすごい!?

住まいの雑学

住宅のプランを考えるとき、壁紙や床の色、質感など、自分好みにしたいと考える方はほとんどかと思います。
しかし、こういった点については考えていても、窓の性能について考えたことはありますか?
窓なんてどれも同じ…と思ったら実は大間違い。省エネ、防犯、防音などを考えると、窓は重要なポイントとなります。

今回はそんな窓を考える上で今注目のアイテム、トリプルサッシをご紹介します。

・トリプルサッシとは
昔の窓は、窓ガラスが1枚でシングルサッシと呼ばれるものがほとんどでした。
ですが今では、新築の家を建てる時にシングルサッシを使う人はほとんどいなくなっており、ペアガラス、ペアサッシと呼ばれるガラスが2枚になったものがメインになっています。
「トリプルサッシ」は、そんなペアサッシにさらに一枚ガラスを追加して、3枚使っている窓になります。

・ペアガラスとの違い
ガラスが2重になっていたら十分、3重にする必要があるの?と思う方も多いかもしれません。

ですが、実は重要なのはガラスの枚数ではなく、ガラスとガラスの間の空間。
ガラスとガラスの空間に「アルゴンガス」と呼ばれる、空気よりも熱を通しにくい気体をいれることで、より断熱効果が高まります。

ペアガラスの場合、アルゴンガスの入った層が1層になりますが、トリプルサッシの場合はアルゴンガスの層は2層になります。それにより、高い断熱効果が実現するのです。

・トリプルサッシの効果
○断熱性
これまでお伝えした通りトリプルサッシは熱を通しにくい層が2つあるので、高い断熱性があります。
そんなに意味があるものかと思われるかもしれませんが、実は家の外壁や壁は想像されている以上に熱を通しづらくなっています。

むしろ、外の温度を室内に伝えたり、室内の温度を外へ逃がすのは、ほとんどが窓。
窓が熱を通しにくいということは、冬は暖房を付けていても外の冷気が中に伝わりにくいので、少しの暖房で暖かく過ごすことができますし、夏は外の熱が中に伝わりにくいので、冷房が効きやすくなります。
つまり、冷暖房費の節約になるのです。

○遮音性
ペアガラスに比べて、トリプルサッシは音を通しにくい効果も高いので、外の車の音や隣接する家からの生活音なども気にせず過ごすことができます。
夜勤などがあり不規則な生活リズムの人は、昼間も静かに休むことができますね。

○防犯性
トリプルサッシの窓は、ガラスと中間層を合わせて3センチ近い厚みがあります。また、防犯フィルムが備わっているタイプもありますので、シングルサッシに比べれば防犯性ももちろん高くなります。

・トリプルサッシの注意点
トリプルサッシの価格は、ペアガラスに比べると費用は上がりがち。
窓の数や大きさ、形にもよりますが、すべての窓をペアガラスからトリプルサッシに変更すると、非常に大きな差が出てしまいますが、生活スタイルや建てる土地によっては、ペアガラスよりもトリプルサッシにした方がいい場合もあります。

すべてをトリプルサッシにするのももちろんよいのですが、たとえば大きな窓だけをトリプルサッシにする、夏の暑さを避けたいから南側の窓だけをトリプルサッシにする、など場所を選んでつけるのもいいでしょう。

まとめ
家の断熱性能、省エネ性能には窓が大きな役割を果たしています。断熱性の高いトリプルサッシは高価なものではありますが、長い目で見ると冷暖房費の節約になるかもしれません。ぜひ、検討してみてください。