皆様こんにちは！大津店の井上です。

毎日本当に暑い日が続きますね。

「昔はこんなに暑かったかな？」と一度は思われたことが

あるのではないでしょうか？

そんな中調べてみますと、江戸時代でも木陰で34℃なんて日が

あったそうですね。

　

確かに日本の家づくりは「夏をもって旨とすべし」という言葉がありますように

どうしようもない暑さをいかに対策するかということが、日本の家づくりの

基礎となったという背景がございます。

　

そんな中で「庭」というのも、その暑さ対策の役割を担っておりました。

と言いますのも、今の住宅でよく目にするようなオープンな庭ではなく

”裏庭”や”中庭”のような閉じられた庭になります。

　

昔のいわゆる長屋のような家づくりのような場合ですと

開口部が限られてくる為、熱がこもる状態になりがちです。

　

そこで、あえて日があたりにくい所に庭を設け

気温の高い所から、低い所へ熱が移動する原理を利用し、

その温度差で、空気の流れ（風）を作っていたんですね。

　

家電製品が存在しない時代

限られた条件で、いかに快適な環境をつくるかという

先人の知恵は、実は今の家づくりに活かせることが

たくさんあったりします。

　

気に入った立地に土地はあるけど、建てるには条件が悪そう・・

建替えを検討しているけど、環境が悪いから住み替えを検討している・・・

　

もしかしたら、”庭”の使い方ひとつで、解決策を見出せるかもしれません。

視点を変えた家づくりの考え方にご興味がございましたら、

是非一度ご相談にいらして下さい。