皆様こんにちは！

大津店の井上です。

　

建築に携わっていると、美しい建築を求めて

旅をする者も多いのではないかと思います。

　

かくいう私もその一人です。

なかなか遠出は出来ませんが、暇を見つけては伺うこともしばしばです。

　

先日は、福井県年縞博物館へ行って参りました。

2018年に竣工した、内藤廣さんが設計された博物館です。

　

三方五胡のほとりにある為、洪水の危険性を考慮して、

1階はエントランスとピロティのみとなっております。

そして展示物は、水月湖から掘り出した年縞。

7万年分で、45ｍにもなる年縞ステンドグラスは圧巻です。

　

ちなみに、1年が約0.7㎜だそうで、7万年分も安定して堆積しているのは

世界でも今のところ水月湖だけなのだそうです。

その為、この水月湖の年縞が、人類の歴史を知る上での、”世界のものさし”

となっています。

　

この素晴らしい展示品を守る為に、設計されたデザインが、

外観の美しさへと、反映されております。

　

機能美として、自然な美しさを持つ外観は、周辺の環境との調和も取れ、

飽きの来ない、普遍的な美しさを表現してくれます。

　

今回は博物館でしたが、もちろん住宅にも

とても重要な要素になります。

家を建てるということは、風景をつくること。

お客様と一緒に、楽しみながらその責任を果たしていきたいと思います。