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西宮店ブログ

2021/01/04

建築は面白い

ホームライフ・住宅総合展示場・西宮北口

皆様こんにちは、設計の小林です。

ミーハーな私が、時代を経て更にミーハーになった頃のお話を致します。

                                 

まずは、下の写真をご覧ください。

これは、デザイナーをされている方なら知る人ぞ知る

【ヘーリット・トーマス・リートフェルト】の【レッド&ブルーチェア】と

呼ばれている椅子です。

                                  

リートフェルトはオランダの建築家兼デザイナーで、「ザ・ステイル」という

当時では新しい芸術活動に参加していた際、その中心人物であった

【ピエト・モンドリアン】の絵画から影響され、それを具現化した作品です。

                                   

ここで出てくるキーワードとして【モンドリアン柄】と言われているものがあり

水平・垂直の直線と三原色で構成した作風が有名です(かなり端折っています)

その作風が下の写真です。

学生時代(約30年前)にこの話を聞き、やってみたいと思いつつ30年が経ち・・・

2年前、ある会話でこのモンドリアン柄を耳にし、どうしても実現したいと思い

当時工事中だったとある施主様と担当営業であった社長を説得しました。

                                   

私も流石に思いを口だけにするのは技術屋として恥ずかしいので

キチンとその思いをパースで表現した画が下の写真です。

施主様も面白いと仰ってくださって実現する動きにはなりましたが

この様な大規模な外構工事でモンドリアン柄を実現させることが出来るのか?

配置図にグリッドラインを描き、整数値で施工できるように何度も数値を刻み

施工可能になるようにデザインした記憶はいまでも忘れません。

                        

                               

                               

そして、出来上がったのが下の写真です。

本音を言えば、もうちょっと崩したかったのですが

あまり小さいパーツがあると、車の荷重でコンクリートが割れたりするし

何より型枠工事が大変だったりするので(上の写真ですらクレームの嵐でした)

現実性のあるデザインにまとめました。

                                   

                                    

ですが、ようやく30年の時を経ていつかはやってみたいデザインが叶うなんて

なんて建築は面白いんだろう!・・・と、いい大人がはしゃいだことは

言うまでもありませんでした。

              

               

ではでは。

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