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箕面店ブログ

2020/07/14

素材と技法を知る

皆様こんばんは。設計部の小林です。

今回は、素材の組合せと照明テクニックを初めて学んだ実例を

お話ししたいと思います。

上の写真は、ルイスカーンというアメリカの建築家が設計した【ソーク研究所】という建物です。

この建物の特徴は、現代では当たり前の様に表現されている<コンクリートと木材>の組合せであり

無機質なものと有機質なものが一つの空間でシンクロさせる美しさを授業で習いました。

その時は、1963年の昔によくもまあこんな発想ができるのね・・・という感覚でした。

               

上の写真は、ルイスカーンの代表作とも謳われている【キンベル美術館】です。

この美術館の特徴は天井の一部がスリット(切れ込み)がありそこから漏れる光を天井に反射させて

天井を明るくさせる<自然光による間接照明>です。

キンベル美術館等で光が及ぼす空間の演出効果・・・みたいな事を習いました。

この時、デザインボキャブラリーとして【陰影】を学びました。

                               

先生方にとっては好きな建築家の作品を、これでもか!というくらい熱心に伝えていましたが

学生だった私にとってはその熱量に押されて、ただただ聞き入るだけでした。

                                   

しかし時が経ち、今となれば自分が提案するプランの一つ一つが先生方に匹敵する程の熱量で

お客様にお伝えしている私を、当時の学生だった私が見ていたとしたら

『あなたもみんなと変わらないね・・・笑』と思われることでしょう。

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