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舞鶴店ブログ

2023/02/13

パッシブデザインとは

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パッシブデザイン住宅とは、一定の性能基準を満たした省エネ住宅のことを指します。パッシブデザインとは、“受け身のデザイン”という意味があり、太陽光や風などの自然エネルギーを取り入れて建物の温熱環境を整える手法が採用されています。

エアコン・照明などの機械的でアクティブ(能動的)な手法ではなく、あくまで自然の力をコントロールして住環境を整え、さらに自然素材が持つ効能を生かした建築方法で建てることが、パッシブデザイン住宅の特徴です。

家を建てた後で照明や冷暖房などのランニングコストを少しでも安くしたいと考えている方や、自然エネルギーを使った安定した住環境を求めている方には、パッシブデザイン住宅がおすすめといえるでしょう。
自然の力を活用し、省エネ住宅として人気が高いパッシブデザインですが、パッシブデザイン住宅として認められるには、以下の5つのデザインを設計に取り入れることが条件となります。

また、設計時にはそれぞれの項目において効果を表す具体的な数値(目標)を設定し、設計を行うのが一般的です。

①断熱
  冬の暖房やエアコンの利用を抑えるために、建物の断熱性能     を高めておくことがパッシブデザインのなかでも重要なポイント になります。
 あらかじめ断熱材を使用して施工するなど、建物の断熱性能を 高めて保温性能を向上させる設計を取り入れます。
 断熱性能の高い建物を実現することで、冬期は室温が一定に保たれて少ない熱で部屋を暖めることができ、部屋の温度差を小さくすることが可能です。

②日射遮へい
 夏は室内の温度が上がりがちですが、日差しを室内に入れないための日射遮へいを設計に取り入れることで、夏でも涼しい室内を実現することができます。
 特に窓から入る日射をいかに防ぐデザインにするかが、重要なポイントになります。家づくりの段階で軒やひさしを設計に取り入れながら考えていきます。
 
③自然風利用
 室内の通風も、住環境を快適にする要素のひとつです。
 建物の中の風の流れを予測し、窓の大きさや配置を決めていきます。
 天窓・高窓・吹き抜けの位置が、自然風を上手に利用するうえで重要なポイントになります。

④昼光利用
 昼間の自然光を利用することで、照明をつけなくても快適な明るさを保つことが可能です。
 具体的なデザインとしては、室内ドアを半透明や透明にして室内を明るくする、高窓や吹き抜けを設けて光を取り込む設計などがあります。

⑤日射熱利用暖房
 日射熱利用暖房とは、冬に日差しを室内に取り入れて室内の温度を上昇させ、暖房として活用するデザインのことを指します。土地ごとに日照のシミュレーションなどを行い、日射取得性能を表す数値に対して具体的な目標を設定して設計を行います。

パッシブデザインのメリットは、一年を通して冷暖房や照明の使用頻度を低くし、快適に過ごせることです。光熱費を抑えることができ、省エネの効果が期待できます。また、外気の影響を少なくすることで室内の温度差を減らし、身体的な負担を軽減できることもメリットといえるでしょう。

パッシブデザイン住宅は、自然エネルギーを活用して快適な住環境を実現する省エネ住宅です。エアコンや照明などを使わずに家での時間を快適に過ごしたいという方は、専門家のアドバイスを聞きながらパッシブデザインを取り入れてみてはいかがでしょうか。

 パッシブデザインについてでした。

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