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加東店ブログ

2021/11/13

バタフライスツール 柳宗理

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こんにちは、営業の飯原です。

名作椅子である バタフライスツールです

名作椅子に恋して・・・より

日本の工業デザインの礎を築いた柳宗理が1956年に発表した「バタフライスツール」は、日本的な情緒をモダンに昇華したエポックメイキングな一脚です。57年のミラノ・トリエンナーレでは金賞を受賞し、戦後日本のデザインと技術力を世界に示した一脚でもあります。現在でも世界各地の美術館にコレクションされ、高い評価を受けています。

蝶が羽を広げ飛んでいるかのようなフォルムが名の由来に。厚さわずか7mmの合板を3次元に成形することで、薄くても強度を保ちながら、無垢材では出せないフォルムを可能にしています。サイズはW425✕D310✕H387✕SH340mm

戦後、イームズのデザインしたレッグ・スプリントやLCWを通じて、成形合板の存在を知った柳は成形合板の技術を応用した新しい物づくりを日本で模索しました。「バタフライスツール」のアイデアを産業工芸試験所で成形合板の研究をしていた乾三郎に持ち込みますが、図面では表現しきれない複雑な曲面のため、研究にかなりの時間を要しました。その後、国内でいち早く成形合板技術を取り入れていた天童木工とともに開発を進め、2枚の成形合板をあわせた優美な曲面とシンプルな構造を併せ持つ一脚を完成させたのです。

日々使われる生活用具の中に素朴な美を見出し、民藝運動を提唱した柳宗悦。息子である宗理もまた、装飾を求めないアノニマスなデザインを理想としていました。父が提唱した民藝と、産業化した社会の間をつなぐ柳のデザインには純粋な形の中に人の心を打つ温かさがあります。ただ美しいだけではなく持ち主の日常に寄り添う「使われるための美しい形」という彼の理念を体現した家具と言えるでしょう。

名作椅子から始まる お家づくり・・如何でしょうか?

柳宗理

1915年、東京都生まれ。東京美術学校(現東京藝術大学)を卒業。坂倉準三建築研究所を経て、53年に財団法人柳工業デザイン研究所を設立。家具やキッチンツールなどの生活用品から大型公共構造物まで手がけ、戦後の工業デザインを牽引。77年、父、柳宗悦の設立した日本民藝館の館長に就任。2002年に文化功労賞受賞。11年没。

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