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福知山店ブログ
2025/10/13
経済産業省が2025年9月26日発表した「GX ZEH/GX ZEH-M」について
GXZEH・ZEH・ホームライフ・福知山
はじめに:なぜ従来のZEHを見直すのか?
今日は、済産業省が2025年9月26日発表した「GX ZEH/GX ZEH-M」の定義についてまず背景を押さえておきましょう。
- 日本は2050年カーボンニュートラル(温室効果ガス排出実質ゼロ)を目指しています。
- 住宅部門も重要なターゲットで、家庭のエネルギー消費を抑えることが不可欠です。
- これまで「ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」や「ZEH-M(集合住宅版)」という基準がありましたが、これだけでは将来の目標を引き受けきれないという判断がなされました。
- そこで、より強化された基準として GX ZEH(ジーエックス・ゼッチ)/GX ZEH-M が定義されることになりました。
「今までのZEHでは少し性能が物足りない → 住宅性能・設備・制御を強めて、より実効性のあるゼロエネルギーに近づけよう」という方向転換です。
GXとは“Green Transformation(グリーン・トランスフォーメーション)”の略で、従来のZEHをさらに進化させた、次世代の省エネ住宅を意味します。
これまでのZEHは「太陽光で発電し、家庭で使うエネルギーを実質ゼロにする」ことが目的でしたが、GX ZEHでは「創る」「蓄える」「賢く使う」までを含めたトータルなエネルギーマネジメント住宅へと進化しています。

GX ZEHとは?その定義と背景
GX ZEHとは、家庭部門の脱炭素化を加速するために新たに設定された、より高性能でスマートな住宅基準です。
国が掲げる「2050年カーボンニュートラル」を実現するため、住宅にもGX(グリーントランスフォーメーション)の考え方を取り入れようという狙いがあります。
発表によると、GX ZEHは以下のように位置づけられています。
- 断熱性能・省エネ性能のさらなる引き上げ
- 蓄電池・エネルギー制御機能(HEMS等)の導入を必須化
- 太陽光発電による再エネ活用の最大化
- EVとの連携(V2Hなど)の推奨
- 災害時にも強い“自立型エネルギー住宅”の推進
つまり、GX ZEHは単なる“省エネ住宅”ではなく、暮らしのエネルギーを自ら賄える家を目指した仕組みなのです。

従来のZEHは「発電してゼロエネに近づける」ことがゴールでしたが、GX ZEHは「発電し、蓄電し、制御して、賢く使う」までを含めた次世代型の考え方です。
また、災害時には蓄電池による停電対応力も評価されるなど、レジリエンスの強化もポイントです。
GX ZEHの導入スケジュール
経済産業省の発表によると、GX ZEHの新基準は以下のスケジュールで適用されます。
- 2027年4月以降:GX ZEH/GX ZEH-Mの認証開始
- 2028年3月まで:現行ZEHの認証も並行して取得可能
- 2028年4月以降:新規申請はGX ZEHのみ対象に移行
すでにZEH認証を取得している住宅は有効期間内であれば引き続き有効ですが、これから建築を検討する方はGX ZEH対応が基本となります。
GX ZEHのメリット
- 光熱費の削減
太陽光+蓄電池で自家消費率が向上し、電気代の上昇リスクを低減。 - 災害時の安心
停電時も蓄電池がバックアップ電源として稼働。 - 住宅の資産価値向上
GX ZEH対応住宅は今後の住宅評価・融資・補助金制度において優遇される可能性が高い。 - 快適な住環境
断熱性能が向上することで、冷暖房効率が上がり、夏も冬も快適に過ごせる。
今後の補助金・制度との関係
GX ZEHの導入に合わせて、今後は国の補助金制度(例:子育てエコホーム支援事業の後継制度など)もGX対応型に移行する見込みです。
省エネ住宅の支援は「ZEH→GX ZEH」へとシフトしていくため、今のうちに新基準を見据えた住宅計画を立てることが重要になります。
まとめ:GX ZEHは「これからの住宅の標準」
GX ZEHは、国が掲げる脱炭素社会の実現に向けた“次世代住宅の新しいスタンダード”です。
住宅を建てる側にとってはハードルが上がる一方、住まう人にとっては「光熱費の安定」「災害時の安心」「長期的な資産価値維持」という大きなメリットがあります。
これから家づくりを検討される方は、
「ZEH対応」ではなく「GX ZEH対応」を前提に、設計・仕様を考えていく時代になりました。
私達アーキホームライフのスタッフも環境問題を考慮し御客様により良い提案ができるように
日々勉強していきます。
アーキホームライフ福知山店の三富でした。
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