注文住宅で現金はいくら必要?支払うタイミングと自己資金が少ない時の対処法【関西・中国・東海エリア版】

#お金の話

2026.03.14

注文住宅で現金はいくら必要?支払うタイミングと自己資金が少ない時の対処法【関西・中国・東海エリア版】

We answer the question: How much are the upfront costs for a new home?

フルローンで自己資金はどのくらいかかる?

こんにちは、アーキホームライフです。

「マイホームを建てたい!」と思ったとき、まず最初に頭をよぎるのはお金のことではないでしょうか。

理想の間取りやデザインを考えるのはワクワクしますが、「今の貯金で足りるのかな?」「住宅ローン以外に、現金ってどれくらい必要なの?」といった不安がつきまといますよね。

特に、お子様の教育費や将来の備えを考えると手元の現金はなるべく残しておきたいというのが本音ではないでしょうか。

実は、家づくりにおいて「現金が必要なタイミング」と「金額の目安」を事前に知っておくだけで、その不安は大きく解消されます。

この記事では、関西で数多くの注文住宅を手掛けてきたアーキホームライフが家づくりにかかる現金のリアルなお話と、自己資金に不安がある場合の対処法をわかりやすく解説します。

失敗しない資金計画のために、ぜひ最後までお読みください。

家づくりで「現金」が必要な3つの場面とは?

家を建てる際、費用の大半は住宅ローンでまかなうのが一般的です。しかし、ローンの融資が実行される(お金が銀行から振り込まれる)のは基本的に「家の完成・引き渡し時」です。

それまでの間に発生する支払いは、一時的に手持ちの現金(自己資金)で立て替える必要があります。

大きく分けると、現金が必要になるのは以下の3つの要素です。

  • 1. 建物にかかる費用(契約金など)
  • 2. 土地にかかる費用(手付金など)
  • 3. その他の諸費用(印紙代や祭事費用など)

「えっ、そんなに先に払うの?」と驚かれるかもしれませんが、対策もありますのでご安心ください。
まずは、それぞれの目安を見ていきましょう。

【1】建物にかかる費用と現金のタイミング

まずは、ハウスメーカーや工務店などの「建築会社」に支払うお金についてです。

設計申込料(プラン作成費)

多くの会社では、契約前のプラン作成や見積もり提案の段階で費用が発生することがあります。

無料で行う会社もありますが、簡単なプランで終わってしまうことも。しっかりと時間をかけて、お客様一人ひとりのライフスタイルに合った間取りを練るために1万円〜50万円程度の「設計申込料」を預かる会社が多いです。

「もし他社がよくなった場合、お金は戻る?」


一般的に設計申込金は、お客様のためのプラン作成や敷地調査などの「実務への対価」に充てられるため、原則として返金されないケースが大半です。 その分、万が一住宅ローンの承認が下りなかった場合の救済措置(手付金の返還など)がしっかり用意されているか、契約前に確認しておきましょう。

契約金(工事請負契約時)

プランに納得し、「この会社にお願いしよう」と決まったら、工事請負契約を結びます。この際、「契約金」として現金の支払いが必要です。

  • 金額の目安: 10万円〜100万円以上

会社によって金額の幅が非常に大きいのが特徴です。大手ハウスメーカーなどでは、建物価格の10%(数百万円)を求められるケースもあります。

この契約金は、その後の敷地調査や役所への申請業務などに充てられます。

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【2】土地にかかる費用とエリアの特性

土地なしから家づくりを始める方にとって、最も現金の準備が必要となるのがこの「土地」に関する費用です。

土地の手付金(契約時)

気に入った土地が見つかり、購入の契約をする際に「手付金」を現金で支払います。

  • 金額の目安: 土地購入代金の5〜10%程度
  • 例: 2,000万円の土地なら、100万円〜200万円
    ※ただし、エリアや物件価格によっては「一律10万円〜」など少額で手付契約ができるケースもあります。このあたりは売主様との交渉次第になります。

これは「私が買います」という証拠金のようなもので、最終的には土地代金の一部に充当されます。

【注意点】土地の手付金は原則「現金」


この手付金は、住宅ローンの融資実行(家の完成)よりもずっと前に支払う必要があります。そのため、一時的にまとまった現金を用意しなければなりません。

ただし、あくまで「一時的な立て替え」ですのでご安心ください。多くの銀行では、土地代金を含めてローンを組むことが可能です。その場合、支払った手付金は、融資が実行された後にご自身の口座に戻す(回収する)という流れにできます。まずは「最初だけ現金が必要」という点を覚えておいてください。

関西・名古屋エリアの土地事情

ここで少し、私たちが活動するエリア特有の事情をお話しします。

大阪・京都・兵庫(阪神間)・名古屋市内などの都市部は土地の人気が非常に高く、条件の良い土地が出ると、すぐに申し込みが入ることも珍しくありません。

土地は基本的に「申し込み順」で話が進むことが多いのですが、人気エリアほど 「資金計画の準備が整っていること」 が前提になりやすいのが実情です。

たとえば、住宅ローンの事前審査(仮承認)が済んでいるか、契約の意思決定や手続きがスムーズに進められるか、といった点が見られるケースがあります。

というのも、売主様にとっては本当に購入できるかどうか」が見えない段階だと、お話を進めること自体がリスクになってしまうためです。

その結果、事前審査がまだの方は、どうしても検討の優先順位が後になったり、次の方へ話が進んだり することがあります。

また「現金を用意するので少し待ってほしい」という交渉も、競争が激しいエリアでは難しい場合が多いのが現実です。

逆に言えば、先にローンの事前審査まで済ませておけば土地探しで一歩リードできるということでもあります。(※岐阜や岡山、滋賀、和歌山などの郊外エリアでは土地価格だけでなく外構費用とのバランス調整が重要になるなど、地域によって戦略は変わります)

だからこそ、土地探しと並行して早めにローンの事前審査を済ませておくことが、理想の土地を逃さない一番の近道なのです。

その他の土地関連費用

  • 印紙代: 土地の売買契約書に貼る収入印紙(数千円〜1万円程度)。
  • 仲介手数料の半金: 不動産会社によっては、契約時に仲介手数料の半分を現金で求める場合があります。

【3】それ以外の諸費用(見落としがちな出費)

建物と土地以外にも、細々とした現金が必要になります。

住宅ローン関連の費用

  • 印紙代: 銀行と金銭消費貸借契約を結ぶ際に必要(約2万円〜)

祭事・近隣挨拶の費用

  • 地鎮祭(じちんさい): 工事の安全を祈る儀式です。
    • 安: 3万円〜7万円(初穂料やお供え物代)
    • 地域性: 関西や東海エリアでは地鎮祭を大切にされる方が多いですが
      最近は省略される方や、簡易的に済ませる方も増えています。
      実施するかどうかはご家族で話し合ってみてください。
  • 上棟式(じょうとうしき):建物の骨組みが完成した際のお祝いです。
    昔は盛大に行っていましたが、最近は本格的な式典は行わず、簡略化するのが一般的です。大工さんへご祝儀やお弁当を用意される方もいらっしゃいますが最近は「特段なにもしない」という方も非常に多いです。

    現場を見に行くついでに、缶コーヒーやドリンクを差し入れする程度、という気軽なスタンスでも全く問題ありません。

引越し・家具家電の費用

意外と忘れがちなのが、新居への引越し代や、新しいカーテン・家具・家電の購入費です。これらは基本的に住宅ローンに組み込めないことが多いため最後に現金が足りなくならないよう、予算取りをしておく必要があります。

「今の貯金じゃ不安…」現金負担を抑える3つの方法

「計算してみたら、やっぱり現金が足りないかも」「教育費のために、手元の貯金は崩したくない」

そう思われた方も、諦める必要はありません。現金の持ち出しを極力抑えて家を建てる方法をご紹介します。

1. 土地の手付金を「つなぎ融資」でカバーする

前述のとおり、土地の手付金は大きな額になります。これを自己資金で出せない場合、「つなぎ融資」「土地先行融資」といった金融商品を扱っている銀行を利用する方法があります。

これは、住宅ローンの本審査が通った後に、土地代金分だけ先に融資を受ける仕組みです。一時的に金利などの手数料はかかりますが、手元の現金を減らさずに土地を購入することが可能です。

【ポイント】銀行選びが重要


すべての銀行がこの仕組みに対応しているわけではありません。私たちアーキホームライフでは、お客様の状況に合わせて最適な金融機関をご紹介しています。

2. 土地の手付金額を交渉する

手付金の「5〜10%」というのはあくまで目安であり、法律で決まっているわけではありません。売主様との合意があれば、金額を下げることは可能です。

例えば、なかなか売れていない土地であれば「手付金を少なめにしてくれたらすぐに契約します」という交渉が通ることもあります。

ただし、人気のエリア(大阪・京都・名古屋など)では値下げ交渉をすると他の人に売られてしまうリスクもあるため、慎重な判断が必要です。

ご自身で交渉するのは難易度が高いため私たちのような住宅会社の担当者に相談し、間に入ってもらうのが賢明です。

3. 契約金の支払条件について相談する

先ほど触れたように、建物の契約金は会社によって「10万円」のところもあれば「100万円」のところもあります。

「初期費用を抑えたいから」と契約金が安い会社を選びたくなりますがここにはプロとしてお伝えしたい注意点があります。

一見、契約金が安い会社は良心的に見えますが、万が一解約することになった際「契約金だけでは実費(設計料や資材発注費など)が相殺できず、後から追加で高額請求される」というケースも。

そのため、金額の安さだけで判断するのではなく、気になる会社があれば、「契約金の支払いはいくらか?」 「支払いのタイミングは相談に乗ってもらえるか?」担当者との面談時(契約前)にストレートに相談してみるのが一番の近道です。

資金状況に合わせて無理のない計画を一緒に考えてもらいましょう。

よくある質問(FAQ)

家づくりの費用に関して、お客様からよくいただく質問にお答えします。

Q1. 親から資金援助を受ける予定です。税金はどうなりますか?

A. 一定額までは贈与税がかからない特例があります。
父母や祖父母から住宅取得資金の贈与を受けた場合一定の要件を満たせば贈与税が非課税になる制度があります(省エネ住宅か等の条件により限度額が異なります)。申告のタイミングや条件が細かいため、事前に担当者や税務署へ確認することをおすすめします。

Q2. 完全に「頭金0円」で家は建ちますか?

A. 可能なケースもありますが、数万円〜数十万円の現金は必要とお考えください。

物件価格や建築費をフルローン(全額借入)にすることは可能ですが、契約書の印紙代や、ローン契約時の諸費用などどうしても現金で支払わなければならない項目がごく一部存在します。

 

完全に財布を開かずに…というのは難しいため、最低限の準備は必要です。

Q3. 住宅ローンの審査に通るか不安です。

A. 勤続年数が短い方や、他に借入がある方もまずはご相談ください。

銀行によって審査基準は異なります。「A銀行はダメだったけど、B銀行なら通った」というケースは多々あります。アーキホームライフでは、提携ローンなどを含め、お客様の状況に合わせた金融機関の提案を得意としています。

まとめ:不安な「お金のこと」はプロに頼って解決を

アーキホームライフ京都店の外観。赤い看板とのぼりが並ぶ店舗全景が見える。

家づくりに必要な現金をまとめると、以下のようになります。

【建物のこと】

  • 設計申込料:1万円〜(会社による)
  • 契約金:10万円〜(会社による)

【土地のこと】

  • 手付金:土地価格の5〜10%(つなぎ融資等の活用も可)
  • 印紙代:数千円〜

【その他のこと】

  • ローン印紙代、祭事費用、引越し代など

必要な金額やタイミングは、お探しのエリア(関西・岡山・岐阜・愛知)や、購入する土地の条件によって大きく変わります。

ネットで調べて一人で悩むよりも、「私の年収と貯金だと、どんな家が建てられる?」と、プロにシミュレーションしてもらうのが一番の近道です。

アーキホームライフでは、デザインや間取りのご提案だけでなく「無理のない資金計画」を最も大切にしています。

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