福知山市特有の気候を考慮したパッシブデザインのお家。
太陽の光や風を最大限利用して快適な暮らしを実現します。
夏は湿度が高く、冬は積雪、一年を通して曇天が多い気候を逆手にとった設計デザインです。
LDKに設けた南面の大きな窓から太陽の光を取り込み、吹き抜けから暖かい空気を2階に届けます。
鉄骨階段は吹き抜け×勾配天井で開放的な構成になっています。
2階のすのこから和室へと落ちる光は、季節によって異なり、繊細で意匠的。
北土間の玄関の縦格子は、夏には風だけを通し土間の冷気を室内へ送り、昼間は外からの目線が気にならないように配慮されています。
2階のすのこ床は、ハイサイドライト(高窓)から差し込む光を1階に届け、空気の循環もつくります。
書斎はあえて扉をなくし、高窓からの光と空気の循環を考えて設計。
南西側に設けられたインナーバルコニーで、曇天が多い福知山でも天気を気にせず洗濯を干すことができます。
京町家をイメージした外観デザインです。
外壁は、霧が多く発生する福知山の情景にも映えるように仕上げました。
玄関の縦格子は開閉可能となっており、広い土間スペースは地域との繋がりが生まれます。
2階の高窓へ反射光が差し込むよう、片側はフラットな屋根を採用。
アシンメトリーなインパクトのある外観になっています。
京都府
延べ床面積/33.68坪
施工床面積/37.78坪