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西宮店ブログ

2021/03/08

物件行脚

皆様こんばんは。西宮北口店・設計コバヤシです。

                          

以前、この世界に入るきっかけとなったF.L.ライトの

カウフマン邸(落水荘)の話をさせて頂きましたが

今回もそのライト作品に触れてみようと思います。

                      

                      

上の写真はニューヨーク・マンハッタンにある【グッゲンハイム美術館】です。

                                   

このカタツムリの殻みたいなフォルムが、実のところ絵画を見る動線で

順路を進むうちに自然に階下へ降りるようになっていて、美術館施設の概念を

根本から覆した作品として、彼の代表作に数えられています。

                                   

このニューヨークという無機質な世界の中に佇むその圧倒的なフォルムが

他を圧倒し有無を言わせないその存在感が

やはり建築家って凄いよな…と思わせてくれた作品の一つです。

                                   

因みに、この美術館は発案から承認まで6年を要し、更に承認から完工まで

10年の歳月が掛かり、完成したのは彼の死後から半年経った後でした。

                                   

せめて一目でも見ていたら、この作品を見てきっとどう感じたのでしょう。

せめて回顧録でもあれば良かったな…と思いました。                              

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