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亀岡店ブログ

2021/01/18

建築雑学・ざつがく

アーキホームライフ・かっこいい家・デザイン住宅・ホームライフ・亀岡・福知山・綾部・舞鶴

私たちが普段使っている言葉の中には建築用語が由来の言葉がたくさんあることをご存知ですか?調べてみると意外な言葉が建築に由来があって面白かったので紹介したいと思います。

建築用語が由来になっている言葉

【いの一番(いのいちばん)】

【意味】一番目。最初に。真っ先に。

【語源】柱の番号が語源。昔は家の図面で柱の位置を示すのに、縦方向は「い、ろ、は、に…」、横方向は「一、二、三、四…」と符号を付けていました。その一番最初の符号(柱)が「『い』の『一』番」だったことからこの言葉が生まれました。

【釘を刺す(くぎをさす)】

【意味】念を押す。

【語源】古来、日本建築は釘を使わず、ほぞと穴を組み合わせたくさびを入れて固定していましたが、いつしか念のために釘を打つようになり、江戸時代から念を押す意味として使われ始めました。

【几帳面(きちょうめん)】

【意味】真面目。正確な。規則正しい。

【語源】几帳とは、間仕切り用の布製屏風のこと。その几帳を支える柱には細かい面取りや刻みが入っており、この面を「几帳面」と言い正確な技術が必要とされたため、今日のような意味合いで使われるようになりました。

【建前(たてまえ)】

【意味】表立った指針。

【語源】柱や梁など主な骨格を組み立てる上棟式のことを大工さんは「建前」と呼びます。大工さんは建前が済めば大体どの様な家が建つのかが分かるため、建前は表立った指針を意味するようになりました。

【結構(けっこう)】

【意味】欠点がないさま。満足なさま。

【語源】中国が語源で、建物の組み立て具合を指す言葉。この言葉が入ってきた当初は中国と同様で、建造物の構造が素晴らしいことを褒めるときに、「見事な結構だ。」という風に使われていました。それがだんだん短縮され、「結構」というだけで素晴らしいことを意味するようになりました。

【卯達があがらない(うだつがあがらない)】

【意味】地位、生活が良くならない。ぱっとしないさま。

【語源】卯達とは屋根に付いた小さな壁のことで、隣家との境界に防火壁として取り付けられたもの。卯達を付けるのは大変高価なので、後に自分の財力をアピールする装飾的意味合いが強くなり、競い合うように造られるようになりました。そのため、現在では生活や地位が良くならないという意味で使われるようになりました。

【しのぎを削る(しのぎをけずる)】

【意味】互角に戦う。

【語源】しのぎとは、棟木を屋根の勾配に合わせて山形に削ることを言います。しのぎ状に削る時、片方を削りすぎると反対側も削って調整しなければならないので、これが転じて互角に戦うという意味になりました。

【蔑む(さげすむ)】

【意味】人を見下す。軽蔑する。

【語源】今でも柱のなどの傾きを見るために、おもりを付けた墨縄(すみなわ)を下げて傾きを調べていますが、これを下墨(さげすみ)と言い、転じて人を見下すという意味にも使われるようになりました。後に下墨を動詞化した「下墨む」に「蔑む」という文字が使われるようになりました。

【羽目をはずす(はめをはずす)】

【意味】調子に乗りすぎて度を超すこと。

【語源】羽目とは板を綺麗に並べて張ること、または綺麗に引っ張ったもののこと。この羽目をはずすことは余程のこと⇒度を超すことから、今日の意味合いで使われるようになりました。

こう考えると建築用語から派生した言葉は多いんですね!

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